復興再生通信 Vol.10
被災地訪問に参加して感じたこと
東北学院大学文学部英文学科4年
手塚 琴美
私はこれまで、宮城県4回、岩手県2回、福島県1回の計7回の被災地訪問に参加させていただきました。
初めは「防災・減災に興味があるから行ってみよう。」という気持ちで参加しました。しかし実際に現地へ行くと、6年前の震災時のままの物がそのまま残っていたり、復興が進んでいたりと、2つの空間に自分がいるような気がしました。防災・減災のことだけでなく、自分が現地の方々に対してできる事は何なのか、このことをしっかり次世代に伝えるにはどうすればいいのかなど、感じ、考えることが多くありました。
メディアでは報道されていないこと、報道と現地で食い違っていることなど、現地に行くことでしか得られないものもあり、進路に対する刺激も受ける貴重な機会になりました。
6年という月日が経ち、少しずつ記憶が薄れ始めている今だからこそ、改めて現地を訪れ、自分の目で見て今後について考えることに意味があるのではないかと思います。そして、大学生の私たちだからこそできることを見つけ、実行に移すことが大事なのだと感じました。
もし「被災地訪問に参加してみたいけどな・・・」と悩んでいる方がいたら、ぜひ参加して、いろいろなことを感じて吸収してほしいなと思います。
「大学生協3.11メモリアルの集い」
東日本大震災から6年。大学生協仙台会館では「東日本大震災を忘れない」取り組みの一環として毎年メモリアルの集いを開催しています。
今年はみやぎ一般労働組合事業連合支部、東北ブロック、東北事業連合の共催で3月6日(月)仙台会館大会議室を会場に開催され、会館に勤務する43名が参加しました。震災当時を振り返るビデオ上映の後、1分間の黙とう。
震災当時、東北事業連合理事長として復興の先頭に立たれ、退任後は「東日本大震災復興・再生タスク」代表としてご尽力いただいた、板垣乙(き)未生(みお)東北大学名誉教授から、当時を振り返りながら震災復興に向けたこれからの課題についてお話をいただきました。
続いて労働組合から昨年秋のみやぎ被災地訪問に参加した感想や、当時会館で仕事をしていた職員さんの震災体験などが語られました。その後東北ブロック2016年度取り組み報告と2017年度活動計画に続き、労働組合からの活動計画も発表され、12時30分閉会しました。
未来の大学生応援募金・会員の取り組み
みやぎインターカレッジコープでは、総代会方針に基づき5キャンパスで募金活動を展開しています。年間目標額12万円を超え150,557円の実績となりました。募金の内容は「店頭の募金箱」「カレーの日」「ミスドの日」「ケーキの日」などの企画を通して呼びかけをしています。
また2012年から大学・高専と「災害時協定」を結び被災時対応、日常的な防災、ボランティアなどの具体化をすすめています。
【未来の大学生応援募金の目的】
- 被災影響の大きい高校(後援会)に大学生活ガイドブックとともに「義援金」として送ります。
- 被災地での「学習支援ボランティア」(東北ブロック主催)の費用に充てます。
七十七銀行店コード 100( 普 )口座番号7983492
未来の大学生応援募金 代表:戸田 俊浩
【2016年12月〜2017年2月に寄せられた募金】
京都事業連合共済会 | 500,000円 |
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東北学院大学生協 | 18,159円 |
みやぎインカレ | 35,737円 |
事業連合 店舗支援部コンビニ課 | 19,607円 |
福島大学生協 | 4,800円(店頭募金) |
東北学院大学生協 | 100,000円 (理事会にて寄付の議決) |
金沢大学生協 | 300,200円 (2016年度募金カレーのとりくみより) |
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みやぎインカレ | 17,844円 |
みやぎインカレ | 12,600円 |
東北学院大学生協 | 12,387円(店頭募金) |
弘前大学生協 | 127,579円 (弁当容器デポジット募金119,370円、店頭募金8,209円) |
アップルケーキ販売 | 15,658円 |
募金額は 現在2,748,258円となりました。
ご協力ありがとうございました。
これからの予定
【被災地訪問】
- ふくしま被災地訪問 2017年6月18日(日)
- いわて被災地訪問 2017年10月15日(日)
- みやぎ被災地訪問 2017年11月5日(日)
【全国大学生協連合会主催】
- ふくしまスタディツアー 2017年9月(予定)