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大学生協 東北ブロック

復興再生通信 Vol.12

福島被災地訪問

みやぎ被災地訪問に参加して

岩手大学生協3年
白尾 京平

僕は昨年から連続の参加でした。今回の被災地訪問では昨年と同様に石巻市内を周り、石巻の震災時の状況や、復興の「いま」について学びました。市内散策中は昨年訪問した時から変化した場所や変化していない場所に目を向けることを意識しました。震災から7年が経過しようとしている今でも、街の中には変遷し続けて震災直後に比べ都市機能が再生している場所もあれば、震災直後から変わらずに閑散とした光景の場所もあり、「復興」とは何をもって終わりなのかを考ました。

震災前の都市を元通りに再現することが復興なのか。それとも最低限のインフラが整備され都市機能が復活するだけでも復興と呼べるのか。もし次に同じような災害が起こった場合に被害を最小限に抑えることができる街を設計し、それが実現した場合が復興の終わりなのか。ガイドさんのお話では場所によっては整備にまだ数年かかる場所があることや、資金面で建て直しが厳しい建物があるとおっしゃっていたので、どの意味でも完全な「復興」の実現にはまだ遠いのかなと思いました。

今回の被災地訪問では、主に震災当時どのようなことが起こり、どのような被害が出たのかを学び、当時の様子や人の気持ちを考えることを中心に企画が進んでいきましたが、次回以降は、震災時におこった出来事や、実際に被災者が避難した経路などをもとに、同じような被害を出さないためにどうすればよいかを参加者みんなで考える機会があればいいなと思いました。

僕は被災地には何度も足を運ぶことに意味があると思っています。自分も会員時代に企画を作る際に何度も同じ場所を訪れその場所の変遷を追いましたが、1度訪れただけで満足せずに、何度も同じ場所に足を運び、その場所について考え、常に「震災」や「復興」に関して自分なりの考えを持ち続けて欲しいと思います。

大学生協東北事業連合職員
河内 恵美子

石巻に被災地訪問に行って来ました。あの日から6年と8ヶ月経ちますが、被害の爪痕はまだまだありました。観光ボランティアガイドの方は、このような悲劇が再び起こらないようにと語り継ぎをしています、とお話されていました。

被災地訪問の日も避難訓練日でした。けたたましい着信音で朝一番で驚き、被災地でも鳴り響き驚き同じ日に二度もびっくりの日でしたが、この避難訓練が被害を少なくするのだなと思います。大川小学校にも足を運びましたが、避難場所を間違わなかったらと思いを巡らせ、回りました。

また、地震が起こる前に石巻に行った時はさくら野だったビルが市役所に生まれ変わっていました。エネオスが災害スタンドだったり、津波避難ビルが建てられていたり、津波で無くなった町が公園になる予定だったりと、確実に石巻は変わりつつあります。また観光ボランティアの方は出たガレキは普通であれば90年から100年かかるところを3年で片づけましたと言っていましたが、本当にすごいことなのに、バスで回りながら一つ一つ「へえー」としか言えませんでした。その時になぜか「上を向いて歩こう」のメロディーを口ずさんでいました。

あの日、あの時間、私は自分のことでいっぱいで、この海辺の街でなにが起こっていたかなど考えもしませんでした。これからまたこのような悲劇がおこらないように同じ事が繰り返さないように心に刻み付けたいと思いました。

被災地訪問:大川小学校大川小学校
被災地訪問:石巻市復興まちづくり情報交流館 石巻市復興まちづくり情報交流館

 UP

【未来の大学生応援募金の目的】
  • 岩手県・宮城県・福島県の被災影響の大きい高校(後援会)に 大学生活ガイドブックとともに「義援金」として送ります。

「未来の大学生応援募金」の振込先は、次の口座にお願いします。
七十七銀行店コード 100( 普 )口座番号7983492
未来の大学生応援募金 代表:戸田 俊浩
この募金についてのお問合せは…

TEL022-717-4866(大学生協東北ブロック 事務局長:田中 康治)

未来の大学生応援募金・会員の取り組み
・・・東北事業連合・・・
未来の大学生応援募金・会員の取り組み
  • 店舗支援部コンビニ課では、取引業者さんから提供されたお菓子のサンプルを保管しておき、定期的に仙台会館の休憩室で職員向けに販売会をしています。好きなお菓子を受け取る時に募金袋にお金を入れ、集まった全額を「未来の大学生応援募金」に提供しています。
  • 食堂支援課では震災復興メニューとして提供している「さば一汐」。
    東北六県12大学生協で3月〜8月の期間、募金額24,348円(1食240円の内3円を募金)となりました。
【2017年8月〜2017年10月に寄せられた募金】
みやぎインカレ42,657円
みやぎインカレ5,400円
みやぎインカレ2,100円
椿弘 次様10,000円
事業連合店舗支援部
(コンビニ課)
5,350 円
みやぎインカレ4,403円
みやぎ被災地訪問20179,583円

募金額は現在 3,141,038円 となりました。
ご協力ありがとうございました。

 UP

2017年度・東北ブロック震災復興支援この一年の活動

【被災地訪問】参加募集40名
  • 3月6日(月)「大学生協3.11メモリアルの集い」仙台会館43名参加
  • 6月18日(日)「ふくしま被災地訪問」楢葉遠隔技術センター、冨岡国際共同開発センターなど廃炉に向けた施設他 30名参加
  • 9月11日〜13日「ふくしまスタディツア」全国大学生協連主催 26名参加
  • 九州北部大雨災害緊急支援募金 東北ブロック/東北事業連合 17,110円
  • 11月5日(日)「みやぎ被災地訪問」石巻市沿岸と大川小学校他 26名参加
  • 「東北復興・再生通信」第10号、第11号、第12号発行

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